皆さんは小学生のころにドッジボールなどで突き指した経験などはありませんか？
今回はこの突き指についてお話させていただきます。
突き指とは？
そもそも「突き指」とは指の関節周辺のケガの総称であり、病名などではありません。
そのため一言で突き指と言っても打撲や捻挫・靭帯の損傷や脱臼・骨折などの重症なものまで幅広くなっています。
突き指の時にやってはいけないこと
幼いころに突き指をしたときは引っ張れと言われたことのある方も多いとは思いますが、突き指をした際は絶対に引っ張らないでください。
引っ張ってしまうと損傷部位を余計に悪化させてしまう原因となりますので、引っ張ったり揉んだりと言う行為は避けましょう。
もし突き指をしてしまい指が痛いときは早めに医療機関を受診しましょう。
マレットフィンガーとは
これは突き指時によく起こるケガでなかなか治るまでに期間を要するものになります。
指を伸ばす筋肉（伸筋腱）が突き指した際に断裂することで起こるもので第一関節が曲がったまま真っすぐに戻らない状態になります。
なので突き指をした際に引っ張れば治ると考えて引っ張ってしまうと、腱が切れていた場合に更に腱の切れた箇所を広げてしまったりすることになるので更に悪化させてしまう可能性もあります。
突き指時の応急処置
出来る限り早くにＲＩＣＥ処置を行いましょう。
ＲＩＣＥ処置では患部を約１５分～２０分冷やして疼痛と腫脹を抑え、テーピングなどで固定することで腫脹や内出血を防ぎ、心臓より高い位置を保ちながら安静にしながら近くの病院でレントゲンを撮ってもらいましょう。
応急処置ではアイシングを行いますが数日が経ち炎症期から回復期になったらリハビリが必要になります。
ここからは温熱療法などで患部を温めることも大切になります。ただし無理をして動かしたりしてしまうとかえって完治までの期間が伸びてしまうこともあるので、無理はせずに自分のペースでゆっくりとリハビリをしていきましょう。
突き指を軽くみて放置してしまうと最悪の場合指が変形してしまうなど機能障害が残ってしまうことがありますので必ず医療機関を受診しましょう。
なにかわからないことがあれば、サン整骨院にご相談ください。
