ロコモティブシンドローム?
テレビで健康番組をみていると「ロコモ」や「ロコモティブシンドローム」って観たり聞いたりしたことはないですか?
そもそもロコモティブシンドロームとは運動器の障害により移動機能の低下した状態のことを指しており、わかりやすくいうと生活をする上で必要な動作が低下してしまうことを言います。
運動器の障害により要介護になるリスクの高い状態のことを言います。
加齢などによって骨や筋肉、関節といった運動器が衰え日常生活での機能が低下していき生活の質が低下することを言います。
日本は世界の中でもトップクラスの長寿の国になる一方で高齢化に伴い、このロコモティブシンドロームが目立つようになってきました。
更にこのロコモは高齢者のみならず最近では若い人にも当てはまるようになってきているのです。
ロコモの原因
加齢に伴う運動器自体の疾患
たとえば変形性膝関節症、骨粗鬆症、変形性脊椎症、脊椎狭窄症、関節リウマチ、、麻痺、骨折など、これらによる運動機能の低下、関節可動域制限、筋力低下、バランス能力低下、体力低下。
加齢による運動機能不全
歳を重ねていくとどうしても身体機能は衰えていきます。
筋力や持久力はもちろん、判断力、バランス力などがあげられ、家に引きこもりがちになってしまうことでその運動機能の低下するスピードも速くなり、ちょっとしたことで転倒しやすくなってしまいます。
最近のロコモ事情
今までは高齢者の方が多かった「ロコモ症候群」ですが、最近では家庭用ゲーム機やスマートフォンによる子どもの運動不足や若い女性に多い過度なダイエットなどにより、筋力不足の人が多く「ロコモ症候群」が増えていることが問題になってきています。
ロコモチェック
ロコモ症候群は以下のチェックに1つでも当てはまれば疑ってください。
・靴下を履くときに片脚立ちでは履けない
・家の中でつまずいたり、転んでしまうことがある
・階段を上る際に手すりを使ってしまう
・家事で布団の上げ下ろしや、掃除機を持つことが困難である
・買い物時など牛乳パック2つ分の重さの荷物を持って帰るのが困難である
・お出掛けをしているときでも、15分以上歩き続けることができない
・青信号の間に横断歩道を渡りきることができない
この項目の中で1つでも当てはまるものがあれば骨や筋肉・関節などの運動器が衰えているサインになります。しかし今何個か当てはまったからと言ってもまだ大丈夫です。
これから生活の改善や予防を始めればまだ間に合います!!